ところで、東海地震は「唯一予測が出来る可能性のある地震」とかテレビなどで言っていましたが、今回のが予測できないで、本当に予測なんて出来るのだろうかと考えちゃいます。今回のは「想定される東海地震」とは違うということですが、その東海地震の時には2~3日前にわかるんでしょうか。こういう地震の後には必ずと言っていいほど、「実はその前兆が現れていました」みたいなことを言う人がテレビに出たりしてますが、そういう人がテレビに出たりするのは、世の中的にもなんとなく「地震は予知できる」と言うことが信じられているからなのでしょう。
建物の設計においても「震度いくつまで大丈夫なの?」なんてことを聞かれることがありますが、実はこれに答えるのは難しいのです。震度6強の地震が来ても建物が倒壊せず中にいる人の命が助かることを想定した強度が最低基準です、というようなことになりますが、同じ震度でも揺れ方によって建物にかかる力は違ってきますので、震度7だったら絶対壊れるかと言われれば、壊れないかもしれないとしか答えられません。安全の最低基準のようなものは必要だと思いますが、特に個人住宅などの場合は、施主の判断でもう少し耐震性能を選べるような仕組みが必要なんだと思います。
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