2009年7月9日木曜日

エコハウス勉強会

浜松版エコハウスモデル整備事業のエコハウス勉強会に参加してきました。先日行った東工大ワンダーフォーゲル部のOB会の時に建築学科の先輩でもあるY澤さん(久しぶりにお会いしたのですが、一緒に登山に行った記憶はなく、マージャンで散々負けた思い出があるのみ)から勉強会のことを教えてもらい、浜松市にあわてて問い合わせして、本当は1日が申込み期限でしたが滑り込ませてもらいました。Y澤さんはJIAとして手伝っているらしいです。伊豆の国市からだとちょっと遠いのですが、これから設計が始まる長岡幼稚園もエコを取り入れた設計が求められていて、プロポーザルのときも少し勉強したのですが、本格的に勉強しないといけないなーと思っていたところだったのでいい機会でした。
3回ある勉強会のうち1回目だったのですが、テーマは「自立循環型住宅設計」です。最近では関心の高い人も多く、住宅の設計などでもお施主さんから「エコキュートとエコジョーズどっちがいいの?」なんて聞かれることはあるんですが、なかなか正確に答えられませんでした。そういった基本的なことも理解が深まったと思います。もちろん、「エコハウス」とするためのいろいろな手法も(ほとんどは聞いたことがあるものですが)、様々な観点から説明されていて非常に勉強になりました。基本的スタンスとして、一律にある手法を取り入れれば良いということではなくて、その土地・風土に合った手法を用いるとともに、建築主の好みなども重視することが大切であるということ。また、設備に頼る前に、まずは自然エネルギーをうまく使うことを考えようということなどはとても共感できます。たとえば、「夏は暑くても我慢するんだ! 夕方になれば涼しいし」という人と、「クーラーがんがんに効いてないといやだ」という人では作る家も違ってくるし、それぞれに適した「エコハウス」というもんがあるのです。

2009年7月6日月曜日

東工大ワンダーフォーゲル部OB会




4日は東工大ワンダーフォーゲル部のOB会に出席。最近、いろんなOB会が重なります。場所は東工大キャンパスの「顔」とも言える百年記念館(設計:篠原一男)にて。入学式のときこの建物を初めて見たときはもちろん篠原一男なんて名前も知らず、「なんじゃこりゃ」と思ったのと同時に、絶対に建築学科に進もうと思ったような気がします(東工大は2年に進学するときに学科所属が決まる)。
さて、1年に1回くらいは東工大に来る機会があるのですが、そのたびに新しい建物が出来たりしてキャンパスが変わっている。今回は「TOKYO TECH FRONT」(設計:坂本一成研究室+日建設計)が出来上がっていました。気持ちのいいエントランスが印象的です。周囲の住宅地に配慮してか建物を分散させて、かつ低く抑えられたボリュームが、オブジェクティブな百年記念館とは対照的。東工大の「顔」となる建物が増えました。
OB会の前、せっかく東京まで出かけるのだから酔っぱらう前にと、展覧会を2件はしご。ひとつはギャラリー間でやっている「アルベルト・カンポ・バエザの建築」展。知らなかったんですが、こりゃスペインの安藤忠雄だ!っていう感想を持ちました。しゃべり方(当然スペイン語ですが)とか言ってることとかが特に似ているというわけではないのですが、なんとなく。それともうひとつの展覧会が吉村準三ギャラリーでやっている「葉山の家」展です。毎回ひとつの作品にテーマを絞って展示されていて、設計を実際に担当した人から話が聞けたりしてとても勉強になります。
OB会のほうはワンダーフォーゲル部の創設者である山下和正先生もいらしてました。ワンゲルの山小屋(山下先生の設計)建設の苦労話などが聞けて楽しかったです。
同期は僕一人でしたが、年代の近い後輩たちと二次会。あー、また酔っぱらってしまいました。でも充実した土曜日でした。