2009年10月25日日曜日

名は体を表すといって

私事ですが、というか、このブログタイトルも「石橋剛の断続的日録」から「石橋剛の公私混同月録」にこっそり変更したので問題ないのですが、子供が生まれます。
そこで名前を考えなくてはいけないのですが、名は体を表すというように、名前によってその子がこれから歩む長い人生の大半が決まると言っても過言ではない。とても重要な問題です。それほど大切な問題であるから、古来より専門家に頼んで名付けをしてもらったりということが行われてきたのですが、最近ではインターネット上に候補となっている名前を入力するとその名前の子供がどのような人生を歩むか教えてくれるサイトがたくさんあります。便利です。ただです。これを使わない手はありません。当然、複数のサイトでチェックするというダブルチェック、トリプルチェクも簡単に出来ます。イエイ。
ところが、脳みそをしぼり、床を転がりながらやっとのことで考え出した名前を、これはどうだろうと入力して、「占う」というボタンをぽちっ通すと、「この名前を持った子は、一生呪われるでしょう」などという結果が出るのです。そして、再度脳みそを振り絞ってふんふんいいながら考えた名前を入力するのですが、何度やっても「悪い男にだまされ続けます」「借金で首が回らなくなります」という良くない結果が続きます。まあ、名は体を表すということが本当に正しいのかどうか、「ふとし」という名前なのに痩せている人や「細子」というのに太っている人などがいるように、「一生幸せになります」という名前を付けたからといって、本当にそうなるかはわかりません。でももうすぐ生まれちゃうし、2週間以内に出生届を提出しなければならないので時間もあまりありません。
一字違うと大変なことになるということに関連して、出産後に備えて「乳頭マッサージ」について調べようと思ったところ、一字違いで「乳首マッサージと」入力してしまい、とんでもない検索結果が表示されてしまうという経験をした人を僕は知っています。子供の名前も慎重に決めなければ。というわけで、考えは千々に乱れまとまらず、名前はまだ決まりません。

2009年10月4日日曜日

パンダ号 オーバーヒート



故郷の伊豆に戻ってきたときに友人から譲り受け、これまでずっと一緒だったパンダ号が到頭壊れました。うえー。これまでにも、オイルがすぐ無くなるとか、雨漏りがするといった不具合はあったのですが、エンジンが止まるといった致命的な故障は無く、5月には車検も通したばかりでした。
ところが、先週の月曜日のこと。いつも通り三島の自宅から事務所までパンダ号を走らせていたのですが、なんだか変です。どうしたんだろうか、アクセルを踏んでもスピードが上がりません。うげー、水温計に目をやると振り切れているではありませんか。そういえばなんだかオイルの焦げたようなにおいがするし、そうこうするうちにボンネットから煙が出てくるし。あわわ、やばいやばい、とあわてて車を止めて、修理屋さんに連絡。ということに相成った訳です。
ラジエーターに水を送っているポンプが壊れて水がだだ漏れになっており、タイミングベルトとポンプを交換する必要があるということです。「7万円くらいかかっちゃうけど、バラしてみてエンジンまでダメだともっとかかっちゃうね。これから他にも故障がどんどん出てきそうだしお勧めできないけどね」ということでした。
エコカー補助金があるうちに廃車にして新しい車を買ったろ。というたくらみがパンダ号の機嫌を損ねたとしか思えません。ごめんよー、パンダ号。あ、写真は先月の伊豆合宿でも活躍のパンダ号です。

Revit Architecture 導入

AutodeskのRevit Architectureというソフトを買いました。今までCADはJW_CADというフリーのソフトを使っていたのですが、他のCADソフトもそうですが、基本的には製図板の代わりにコンピュータで図面を描くというものです。データのやり取りや修正が紙図面よりも便利であり、今ではほとんどの設計事務所がCADを使っています。コンピュータを使った設計ということではRevitも同じですが、RevitはBIM(Building Information Modeling)といって、ひとつの建物モデルを作っておいてそこから必要な情報(平面図、立面図、パースなど)を取り出すというやり方で設計するソフトです。Autodeskが時々開催しているハンズオントレーニングに参加して実際にRevitに触れてみて、「これは画期的なソフトだ」と思ったのと、キャンペーン期間中で安く買えるということもあって(それでも40万円以上しました)思い切って導入しました。ひとつの建物モデルから図面を作成するので、図面の不整合ということが無くなるということであり、仕上表や建具表といった図面も連動するということなので、設計が進んでからの変更などもこれまでより簡単に対応できるようになるということです。
BIMを実現するソフトはRevitの他にもありますが、僕はRevitしか触ってないので、どれがいいかというのはわかりません。Revitだって買ったばかりで使うのはこれからで、実際のところはどこまで使えるのかはわかりません。
今後使っていくにあたって一番気になっていることはデータのやり取りのことです。Revitで実施設計まで出来るということですが、いきなり全てをマスターできるわけもなく、最初は現在使っているJW_CADも使わないといけないでしょう。また、協力事務所などにデータを渡すときに変換がうまくいくかどうかということも心配です。JW_CADどうしでも設定が異なれば出力したときの線の太さなどが変わってしまうのですが、Revit形式をJW_CADにするにはどうしたらいいのでしょう。Autodeskの製品なのでDWGには書き出せるはずなので、それをさらに変換してということになると思います。
まあ、とりあえずは使い方を練習して、半年くらいで覚えてしまいたいですね。CADソフトが変わったからといって、出来上がるもののデザインが良くなるのかどうかはわかりませんが、これまで図面の整合性をチェックするのに割いていた時間が無くなることなどで、デザインの検討にかけられる時間が増え、結果として最終成果物のクオリティが上がればと考えています。それと、このソフト、パースやウォークスルームービーなども簡単に作れるようなので、お客さんに対してもっとわかりやすい説明ができるようになるのではと期待しています。逆に注意しないといけないのは、「こういう形はRevitだと描きにくいから」というように、ソフトに縛られないようにしないといけないですね。

2009年9月11日金曜日

伊豆合宿





毎年恒例の伊豆合宿に今年も行ってきました。昨年も下田の吉佐美大浜だったのですが、そのときに「来年はあすこに泊まりたいね」なんて言っていたのがBY THE SEAというホテル(?)で、その念願宿願が成就したのでした。
今回泊まったのは、メインの白い建物ではなくて、大人数に最適(?)「佐賀藩主鍋島大名の別荘をリニューアルした」という「鍋島邸」のほうです。夕方に宿に着いたのですが、宿の人が外出中でいなく、どうしたらいいのだろうなんて言っていたら、宿泊客の人が「鍋島邸だったらあっちだよ。あそこに泊まるなんて勇気あるね。蟹でるよ。蟹」なんていいながら案内してくれました。部屋はかなり古くて、「私達さー、みんなそれなりに仕事もして、この歳だからそこそこ給料だってあるのに、なんでいつも雑魚寝なんだろうね」なんて言う人もいましたが、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。同じ敷地内にある「洞窟バー」というのがまたすばらしくて、たまたまそこにあった洞窟をバーにしたという感じなのがとてもいい。
翌日は目の前の海でボディボードで遊んだり、バーベキュウをしたりしながら、「今日は次のお客さんいないからゆっくりめでいいよ」なんて宿のおじさんも言うので、結局宿を出たのは4時頃でした。

2009年8月24日月曜日

写真教室



沼津のTHE BLUE WATERというカフェーでの写真教室イベントに参加してきました。先生は写真家の遠藤貴也氏です。最近手に入れたEOS5D Mark2をぶる下げて。デジタル一眼レフを持ってきている人は僕だけだったので少し恥ずかしかったのですが、まあ、これからうまくなると言うことで。
で、うまく撮るためにはどうしたらよいかということですが、「被写体が一番きれいに見える光の当たり方を見つけ出す」ということが一番の基本となることでした。そのために、光を反射する白い板を被写体の手前に置いたり、グラスなどの透過光ものではグラスの後ろに白いものを置くなどの工夫が必要になってくると言うことでした。意外だったのは、被写体にちゃんと露出が合っていれば逆光のほうがきれいに写る場合が多いと言うことでした。
最後に遠藤先生が参加者ひとりひとりのポートレイトを撮ってくれました。後日プリントしてお店に置いておくということで楽しみです。それにしても、表情の引き出し方など、やっぱりプロは違うなーなんて思いました。グループに分かれてお互いを撮ってみましょう、なんていわれても恥ずかしくてなかなか出来ないですよね。昼の12時から始まって終わったのが夕方6時ごろと長丁場だったのですが、あっという間でした。

2009年8月13日木曜日

地震

11日朝の地震では、僕が住んでいる三島でも震度5強という揺れでさすがに飛び起きました。考えてみたら、震度5強というのは初めての経験だと思います。滅多なことでは夜中に目を覚ましたりはせず、「ドロボーが入っても、地震が来ても気がつかないねー」なんて言っていたのですが、今回ばかりは起きました。
ところで、東海地震は「唯一予測が出来る可能性のある地震」とかテレビなどで言っていましたが、今回のが予測できないで、本当に予測なんて出来るのだろうかと考えちゃいます。今回のは「想定される東海地震」とは違うということですが、その東海地震の時には2~3日前にわかるんでしょうか。こういう地震の後には必ずと言っていいほど、「実はその前兆が現れていました」みたいなことを言う人がテレビに出たりしてますが、そういう人がテレビに出たりするのは、世の中的にもなんとなく「地震は予知できる」と言うことが信じられているからなのでしょう。
建物の設計においても「震度いくつまで大丈夫なの?」なんてことを聞かれることがありますが、実はこれに答えるのは難しいのです。震度6強の地震が来ても建物が倒壊せず中にいる人の命が助かることを想定した強度が最低基準です、というようなことになりますが、同じ震度でも揺れ方によって建物にかかる力は違ってきますので、震度7だったら絶対壊れるかと言われれば、壊れないかもしれないとしか答えられません。安全の最低基準のようなものは必要だと思いますが、特に個人住宅などの場合は、施主の判断でもう少し耐震性能を選べるような仕組みが必要なんだと思います。

2009年8月5日水曜日

ガンダム



シンガポール在住の友人が一時帰国するということで東京で集まりがありました。といっても昼間からゆるゆるとビールを飲むだけなんですけど。最近はビールといえども飲みすぎると宿酔いになるので注意が必要です。
そのシンガポールからの来た友人が、せっかくのチャンスなのでお台場の等身大ガンダムを見たいと言い出して、飲み会の前に一緒に行くことにしました。今年でガンダムは30周年だとかで、いろいろな関連イベントがあるようです。独自の調査によると、30代後半に差し掛かった私たちの世代の男性の9割は「ガンダム」という言葉に異常な関心を示す(あるいは、関心があるふりをする)という結果があり、それ以外の世代とはガンダムに対する思い入れが全く違うようです。ちなみに、家内に一緒に見に行くかと言ったら、「行かない」と冷たく言われました。
それにしても実物大というのは迫力あるものです。子供の頃プラモデルを作った記憶はあるのですが、この大きさはなかなか想像できません。ちなみに建築の設計でも模型を作って検討することが多いですが、それでも実際に出来上がったものが思ったより大きかったり小さかったりするものです。設計の仕事をしている私たちでさえそうなんだから、クライアントにとって図面から完成形を想像するのはもっと難しいと思われます。出来上がってからこんなに狭いとは思わなかったとか、広すぎるとかならないようにできるだけわかりやすく説明することが大事だと思います。