2012年6月25日月曜日

「地域文化財専門家」育成研修(1)

久しぶりの投稿です。
23日は、静岡県建築士会主催の「「地域文化財専門家」を育成する研修」というのに参加してきました。テキストによれば、「地域に埋もれた文化的価値のある歴史的建造物を発掘し、その価値を判定するとともに、その建造物の保全・活用に関し、市町村や建築所有者から相談を受けたり、場合によっては、改修などについて提案することができる専門家」とあります。文化財というと少し敷居が高いようなイメージがありますが、この専門家は、地域に残る身近で文化的価値のある建物をもっと活用することで、地域の個性を活かしたまちづくりをしていくためのアドバイスができる建築の専門家という感じでしょうか。最近関わり始めた地元地域のまちづくり勉強会などでも役立ちそうです。
この講習会、全部で7回の講習があり、宿題なんかもあったりして結構大変なんですが、楽しんでやっていけそうです。最初の宿題は、自分が住んでいる地域で眠っている文化財建造物・建築物(と自分が思うもの)を探すというものです。3件以上。すぐには思い当たらないのでこれからあちこち出かけてみようと思います。
さて、その日は、講習会が終わって、懇親会に参加したい気持ちをぐっと抑えて(よっぽどのことがない限り懇親会とか交流会というものを欠席することはないのですが)、大学時代の研究室のOB/OG会にダッシュ(でも少し遅刻)。そこで、千葉工大准教授のY崎先輩から、「石橋は、建築士会でやってるヘリテージマネージャーの講習会とかは出たりしてないの?」と聞かれびっくり。上に書いた通り、静岡の場合は「地域文化財専門家」という名称ですが、もともとこのような専門家育成を始めたのは兵庫県が最初で、兵庫県では「ヘリテージマネージャー」という名称らしいです。ジャストタイミングだったのでびっくりでした。その他、知らぬ間に結婚してた人や、離婚してた人、就職が決まった人、いつまでも僕の製図板を借りたままの人など、あともちろん先生とも、いろいろとお話ができて楽しいひとときでした。

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